メニュー
facebook
診療内容
膝痛でお困りの方へ
変形性膝関節症
変形性膝関節症とは主に加齢によって膝関節の軟骨が変性し,膝関節に痛みが出現したり,動きの制限が起こる疾患です。初期には動き始めの痛みが特徴的で,立ち上がる時や歩き始め,階段を昇り下りするときに痛みが強くなります。また,関節の動きが制限されるため,正座やしゃがみ込みなど膝を曲げたり伸ばしたりするのが困難となります。関節周囲が炎症を起こすこともあり,腫れたりすることもあります。症状が進行すると人工関節置換術などの手術療法の適応となります。
当院ではレントゲンをはじめとした各種検査により病期を判断し,時期に応じた適切な治療を施します。関節注射や理学療法,足底板などの装具療法により症状の改善と変形の進行を防止することに努めます。基本的には保存療法(手術を行わない治療法)を第一選択とし,手術が必要となった場合は周囲の連携医療機関へ紹介させていただきます。
靭帯損傷
関節周囲には関節の動きを制御するために,骨と骨の連結を行い体重負荷の支持を高める働きのある「靱帯」という組織が存在します。運動などによる大きな負荷,例えば関節を捻るなど関節の正常な動きの範囲を超えて動きを強制されるような負荷がかかると靱帯損傷を起こします。靱帯損傷により痛みの出現はもちろんのこと関節の安定性が損なわれ運動することに支障をきたします。膝関節では膝十字靱帯や内側側副靱帯の損傷が多くみられます。
当院では徒手的検査により靭帯損傷の程度を判断し,精査が必要と判断された場合には連携医療機関にてMRIなどの画像所見を撮るようにしています。得られた所見から時期に応じた適切な治療を施していきます。スポーツ選手から高齢者まであらゆる年代の方に起きやすい障害であるため,年齢に合わせた個別の治療を実施しています。
各種スポーツ障害
スポーツ障害とはスポーツによって繰り返し局所への負担が積み重なり,慢性的に痛みなどの症状が続くものをいいます。 障害の程度が軽い場合は,スポーツ中やスポーツ後の痛みのみで症状は治まります。しかし,重症化すると日常生活にも支障をきたすようになってきます。 したがって,症状の軽い時に確実な診断のもと適切な治療を受ける必要があります。膝関節では骨端症(オズグッド・シュラッター病など)や膝蓋腱炎,腸脛靭帯炎,鵞足炎が多いといわれています。
当院では早期から的確な診断を下し,症状の軽減に努めるだけでなく,症状の原因となるスポーツ動作に対しても介入していきます。スポーツ障害では繰り返しの負荷が問題となりますが,その負荷の「掛かり方」に問題が生じていることが多いため,ひとりひとりの動きの特徴から必要な治療を施していきます。
腰痛でお困りの方へ
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは脊柱管の中を通っている神経が様々な原因により絞扼され,神経症状が出現する状態をいいます。神経症状により歩行が困難になることや,下肢にしびれが出現することがあります。特徴的なのは「間歇性跛行」という症状で,歩きはじめは症状がないものの一定の距離や時間を歩くと症状が出現し,少し休息すると症状が軽減するためにまた歩き出すことができるというものです。膀胱直腸障害などの排尿障害が出現している場合には手術的治療が必要となることがあります。
当院ではレントゲン画像により,何が原因で神経症状が起きているのかを診断します。必要な場合には連携医療機関にてMRIを撮影してもらい,より細かい病態診断を行います。神経症状が起きる原因を理学的検査にて明確にし,日常生活での支障が緩和されるよう理学療法士がサポートしていきます。
変形性脊椎症
変形性脊椎症とは加齢などにより脊椎と脊椎の間にある椎間板が変性したり,椎骨が変形することで神経を刺激したり圧迫することにより様々な症状を引き起こします。慢性痛が症状の特徴です。腰部に出現した場合は起床時など動作開始時のときに強く,動いている時に症状が軽くなるのが特徴です。脊柱の矯正のため手術が必要になることもあります。
当院ではレントゲン画像を撮影し,脊椎の変形が起きている箇所を明確にします。また腰椎やその上下の骨の配列を確認し,症状出現部位や負担が掛かっている箇所を絞り込んでいきます。理学療法では姿勢や動作などを分析し,日常生活に支障のない動きを獲得していくことを目指していきます。
腰椎椎間板ヘルニア
脊椎と脊椎の間に存在する椎間板が神経を圧迫するため,腰部や下肢に痛みが出現します。主に加齢に伴う椎間板の変性が原因としては多いですが,重たいものを持ち上げたり,スポーツなどによって発症することもあります。活動性の高い男性に多い疾患です。運動により痛みが強くなりますが,安静にすることによって痛みが軽減するのもこの疾患の特徴です。腰部脊柱管狭窄症と同様に歩行障害や下肢のしびれがみられ,進行すると膀胱直腸障害が出現します。
当院ではレントゲンにより骨の状態を確認しますが,椎間板の状態や神経の圧迫の程度を調べる場合には連携医療機関にてMRIを撮影していただき,より細かな病態診断を行っていきます。治療は保存療法を主とし,症状や時期に応じた的確な治療を施していきます。
腰椎分離・辷り症
加齢に伴い多くなる疾患で腰椎がすべる(ずれる)ことで痛みが出現します。一旦ずれた椎体がもとに戻らず神経症状や腰痛など様々な症状が出現します。成長期のスポーツ障害でもみられる病態で,繰り返し腰を伸展する(反る)動きを繰り返すことで生じることが多いです。
レントゲンにより判断することができるため,画像所見と身体所見を照らし合わせながら,病態が起こった原因を明確にしていきます。治療はその原因を保存療法によって取り除くことが目的となり,症状の軽減や再発予防を目的として理学療法を実施します。
肩痛でお困りの方へ
肩関節周囲炎
加齢に伴う肩の痛みを「四十肩」,「五十肩」などと通称でいいます。肩の痛みや運動制限を引き起こす疾患として「腱板断裂」や「石灰沈着性腱板炎」などがあります。中高年に発症し,明らかな誘因が分からない肩の痛みと運動制限を総称して肩関節周囲炎といいます。
肩関節の症状を引き起こす原因を明確にするためレントゲン撮影を行い,関節の状態を細かく確認していきます。あわせて肩関節周囲の筋肉や靭帯,滑液包などに炎症が起きていないかを徒手検査により診断していきます。必要に応じて,関節注射などを用いて原因を特定していくこともあります。保存療法は理学療法士による個別の治療が主となります。肩関節に負荷が掛かっている要因を肩関節のみならず,全身的な観点から分析し理学療法へと反映させます。
上腕二頭筋長頭腱炎(腱鞘炎)
上腕の「力こぶ」をつくる上腕二頭筋の「腱」やそれを取り巻く「腱鞘」が炎症を起こす疾患です。症状は肩の前方の痛みや肩側方の圧痛が特徴的です。保存的治療としては抗炎症剤などを用いた薬物療法や,重度になると手術療法が適応となりこともあります。
上腕二頭筋長頭腱に負担が掛かる原因を明確にすることが必要となるため,当院ではレントゲン検査に加え,各種の徒手検査を念入りに実施します。痛めた部位の確認だけでなく,痛めた原因を特定することが大事になりますので,肩関節に関与する様々な動きを理学療法士が確認していきます。
スポーツによる肩の障害
野球や水泳といった肩に大きな負荷がかかるようなスポーツによって起こる腱板断裂や肩周囲組織の炎症による肩の痛みや運動障害を指します。
レントゲンにより肩関節の状態を確認し,併せて徒手検査にて病態診断を行っていきます。繰り返しの負荷で症状が引き起こされることが多いため,どのようなメカニズムで症状が起きたのかを症状から逆算して突き止めていきます。症状を改善するのはもちろんのこと,再発防止が重要となるため,同じ怪我をしないための予防方法についても理学療法士が指導していきます。
在宅医療について
医療のみならず介護領域においても当院はサポートしています。医師による定期的な訪問診療、看護師による訪問看護、そして理学療法士による訪問リハビリテーションを実施しています。住み慣れた地域で末永く健康に暮らすことのできるよう、地域リハビリテーションにも取り組んでいます。
訪問リハビリテーション
高齢者は加齢に伴い心身や精神の機能低下をきたします。その症状はさまざまで、「筋力が弱い・関節が痛い・麻痺があって、手足が動かない・やる気が出ない・少し前の出来事が思い出せない」などといったことから、生活をする上での多くの問題を抱えています。
しかし、一方「住み慣れた家で暮らしたい」という希望も多く聞かれます。
当クリニックでは、そのような方々に対して平成26年8月から理学療法士による訪問リハビリテーションを実施させていただき、少しでも安全に、また不安なく生活が継続できるようにサポートさせていただいています。
訪問リハビリテーションでは、動きづらさを一つでも改善し、生活の中の困りごとが減少していくことを目指しています。実際に関わらせていただいている方の不安や困りごとが解消されたとき、ご本人だけでなく、ご家族の「笑顔」が増える瞬間があります。具体的にご本人からは、「ベッドからの立ち上がりが楽になった」「一人でトイレに行くことができるようになった」また家族からは、「介護の負担が軽くなった」などのお声を聞いています。これは訪問リハビリテーションにより、ご本人とご家族の困りごとに向き合い、共に悩み、苦しみ、そして、共に喜びを分かち合えることから生まれた結果だと思います。
今後もご本人やご家族に「今が一番楽しい」「生きていて良かった」と感じていただけるように、リハビリテーションの充実を目指したいと思います。
現時点では連携先の有料老人ホームへの訪問リハビリテーションのみとなっております。
詳細につきましてはお電話にてお問い合わせください。
学校法人 国際学園
九州医療整形外科・内科 リハビリテーションクリニック
〒802-0072
福岡県北九州市小倉北区東篠崎1丁目9-8
TEL : 093-383-8500
診療科名 : 整形外科/内科/リハビリテーション科
インフォメーション
国際学園グループ

片野駅×整形外科部門 2017年07月時点

片野駅×整形外科部門
2017年07月時点
ページトップへ
facebook
ページトップへ